2019年12月24日、旗揚げ15年を迎える悪い芝居。
春には完全新作二本交互上演、夏には劇団初となる仙台公演を含めた3都市ツアーと精力的に活動をしてきた令和元年の12月、15周年記念イヤーのラストを飾ります！

今公演は、世田谷パブリックシアターによる若い才能の発掘と育成のための事業「シアタートラム ネクスト・ジェネレーション」として選出され、劇団初となる劇場・シアタートラムに挑みます。
山崎彬書き下ろしによる新作のタイトルは『ミー・アット・ザ・ズー』。
2011年に上演され、岸田國士戯曲賞最終選考にもノミネートされた劇団代表作のひとつ、『駄々の塊です』にセルフインスパイアされた本作で、動物のいなくなった動物園にまつわる物語をリバイバルいたします。

舞台は『駄々の塊です』から8年後のとある街。
世界最大の動画共有サービス「Youtube」に一番最初に投稿された、わずか19秒の動画『Me at the zoo』から得た着想を混ぜ合わせ、再演とも続編ともまたちがう、完全新作として上演いたします。

出演者には、中西柚貴・潮みか・東直輝・畑中華香・植田順平・山崎彬の悪い芝居メンバーに加え、ドラマ「3 年 A 組-今から皆さんは、人質です-」の演技でも注目を集めた日比美思、俳優・声優として、アニメから舞台まで幅広い活躍を見せる藤原祐規、松井大悟監督『アイスと雨音』にオーディションで抜擢されて以降、映像だけでなく舞台でも活躍をみせる田中怜子、経験に裏打ちされた安定感と爆発力を見せるクロムモリブデンの久保貫太郎と、悪い芝居の15周年を締めるにふさわしい、個性的で素敵なキャストが揃いました。

また、劇団の音楽家・岡田太郎の音楽はもちろん、今回はシアタートラムで奇跡の集合を遂げる豪華なバンドメンバーによる生演奏も必見です。

悪い芝居15年の集大成、シアタートラムでお送りする“人面獣心再生劇”、『ミー・アット・ザ・ズー』。人間の原点である「獣」に立ち返り、旗揚げ公演のような悪い芝居をお届けいたします。

ぜひ、その目でお確かめください。