大阪小劇場の伝説の舞台『TRUMP』 待望の再演

2009年、大阪の小劇場で初演され、これまで3度上演されてきた人気作『TRUMP』を、新キャストで上演します。
『TRUMP』は、大阪演劇界の旗手・末満健一(作家・演出家)の代表作で、2009年の初演から大阪の小劇場で繰り返し上演され、2013年に東京で初上演されたDステ版は15,000人を動員し大きな話題となりました。
その後、モーニング娘。やスマイレージ(現アンジュルム)が出演した後日譚『演劇女子部ミュージカル「LILIUM」』、関西の劇団Patchによる前日譚『SPECTER』とシリーズ作品が上演され、いずれも人気を集め作品へのファンが増え続けています。
 繭期(人間でいう思春期)の吸血種《ヴァンプ》の少年たちが、永遠の命を持つ《トランプ》という原初の吸血種の不死伝説に翻弄されていく姿を描きます。
「生」と「死」がテーマの、若者たちの美しき葛藤の物語です。

2人の俳優が2役を公演ごとに入れ替わり演じる独自のキャスティングシステム

『TRUMP』は、物語の中で相対する2つのキャラクターを2人の俳優が交互に演じる独自のキャスティングシステムが特徴で、本公演も「TRUTH」バージョンと「REVERSE」バージョンで上演致します。
「TRUTH」バージョンでソフィを高杉真宙がウルを早乙女友貴が、「REVERSE」バージョンではソフィを早乙女がウルを高杉が演じるという風に、強く関わり合う2つの役柄を、2人の俳優が交互に演じることで、作品に新たな深みを加えていきます。