舞台 かがみの孤城

INTRODUCTION イントロダクション

『かがみの孤城』を書き上げた時に、願ったことはひとつ。

この本を読んでいる間だけは、皆が主人公のこころたちとこの城で一緒に過ごしている気持ちになって、ここを自分の居場所だと思ってほしい、ということでした。

そして、実はその思いを届けるのに「舞台」はなんて打ってつけの場所だろう、とひそかに思ってきました。皆がそれぞれに闘う現実がある中、ともに集まり、舞台上に創り出された孤城で過ごす。鏡の中をくぐりぬけてやってくる非現実のひと時は、おもしろい舞台を観て、そこで濃密な時間を過ごすことと、とてもよく似ています。

今回、そんな「孤城」を舞台上に構築してくださるのは、成井豊さん。成井さんは、私に学生時代からそんな濃密な舞台体験をたくさんプレゼントしてくれた、魔法使いのような演出家です。その成井さんと〝オオカミさま〟がどんな『かがみの孤城』へ私たちを案内してくれるのか、わくわくしながら待っています!

辻村深月

『かがみの孤城』の主人公は中学1年生の「こころ」という名の少女。
同級生の悪意によって傷つけられ、家から出られなくなった彼女は、鏡の向こうにある孤城へ行き、そこで6人の仲間に出会う。

つまり、この物語は、合計7人の少年少女の冒険の物語。この物語を舞台化するために、生駒里奈さんや溝口琢矢くんを初めとする若い実力派の俳優たちが結集してくれました。
本屋大賞受賞作の舞台化は、お客さんの期待値が高いだけに、正直言ってプレッシャーが凄い。しかし、このメンバーなら間違いなく、期待値を越える演技を見せてくれると思います。

本物の「こころ」が、「リオン」が、「アキ」が、舞台の上を縦横無尽に走り、笑い、叫びます。
その姿を、ぜひとも劇場に来て、その目で見届けてください。お待ちしています。

成井豊

STORY ストーリー

入学早々、同級生から嫌がらせを受け、家に閉じこもる生活を送っていた中学1年生の安西こころは、ある日自分の部屋の鏡がまばゆい光を発していることに気づく。
恐る恐る鏡に手を触れた瞬間、
こころは見知れぬ城がそびえ立つ異世界に引き込まれてしまう。

「オオカミさま」と呼ばれる城の管理人と、彼女に召還された7人の中学生が過ごす世界。
そこでは「願いの鍵」を見つけた者が、何でも望みを叶えられるという。

果たして「願いの鍵」は見つかるのか。7人が城に集められた驚くべき理由とは。

CAST キャスト

キャスト発表 第一弾

SCHEDULE スケジュール

TICKET チケット

本公演では、客席を半数にするなど、政府、都道府県庁など自治体の策定する感染拡大防止ガイドラインに従い、感染予防対策を講じて、上演する運びとなりました。

感染症拡大予防に対する取り組みとお客様へのお願いにつきましては、公演(8月中旬頃)までに改めて掲載いたしますので、ご確認の上ご来場願います。

本公演のチケット購入時に登録の氏名・緊急連絡先は、万が一来場者から感染者が発生した場合など、必要に応じて保健所等の公的機関へ提供させていただく場合がございます。

換気促進のため、開演中も一部客席の扉を開けたままで上演いたします。

8月初日の公演としては、異例のギリギリの始動となりますが、安全と安心を最優先に、キャスト・スタッフ一丸となって、良い作品をお届けしたいと思っております。当たり前となっていた演劇ができる喜びを噛み締めながら、上演に向けて、一歩ずつお客様と歩んでいけたらと願ってやみません。

プロデューサー 仲村和生